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誰でも簡単にダッチオーブンやスキレットを使いこなして、おいしい料理をアウトドアでも家庭でも作れるように、レシピや使い方、手入れ方法などを、実際の経験を踏まえて書いています。

スヌーピーPEANUTS ミニスキレットのシーズニング

2018/12/5

 PLAZAで購入した「スヌーピー PEANUTS LODGEミニスキレットセット」を使えるようにお手入れをしました。スヌーピーが好きなだけで、スキレットに興味がない方もシーズニングのやり方を探してこの記事を見ると思うので、できるだけ基本的なことを書いておきます。

シーズニングの必要はありません


スヌーピーPEANUTS ミニスキレットのシーズニング

 いきなり題名と違いますが、このスキレットはロッジロジック処理がされていて、基本的にシーズニングは必要ありません。上の画像のように強火で焼いたりしたらダメです。ニトスキなどのシーズニングの記事を見たり、ゆるキャン△の中でスキレットをシーズニングしている場面を見て「シーズニングをするぞー!」と張り切っている方には申し訳ないのですが、お湯で洗って乾かせばすぐに使えます。

日々の手入れルーチン


 すぐに使いたい方もいると思うので、細かいことは抜きにして、お手入れの簡単なルーチンを書いておきます。加熱したスキレットを直接触るとやけどをするので注意してください。

1)食材の準備が整ったら、スキレットを煙が出る寸前まで加熱。
2)火を止め、スキレットを1分から2分冷ます。
3)火をつけ、調理適温になったら油を入れてなじませてから調理開始。
4)調理が終わったら、スキレットから料理を出す。
5)スキレットの温度が下がったら、お湯とたわしで洗う。
6)ペーパータオルでよく水分を拭き取り、コンロで加熱して暖めて乾燥させる。
7)完全に冷めたら片付ける。(長期保管をするのなら、まだ暖かいうちに油を薄く塗る)

スキレットを使うときに気をつけること


・やけど注意。
・料理の前は予熱する。
・基本は弱火で調理します。沸騰したら弱火にしてください。
・料理が出来たら早めに洗う。ただしスキレットが熱いうちに洗うのはダメ。
・料理をスキレットで保存しない。できたての料理をスキレットごと食卓に出す程度はOK。
・濡れたままにしない。
・洗剤を使わなくてもきれいになります。
・もし、洗剤で洗ったなら、乾燥後にごく薄く油を塗るほうが良いです。
・IHでは底しか熱くならないので、お手入れはオーブンがお勧め。ただし、温度がコントロールできないオーブントースターはお勧めできません。

火力に付いて


 スキレットに限らず、料理はだいたい180度くらいで過熱します。この3.5インチのスキレットの場合、中弱火で2分。強火で1分以内に180度に達します。ちょっと油断するとあっという間に220度くらいになってしまいます。煙が出るくらいに加熱すると300度、この温度で料理をしてはいけません。煙はスキレットの黒くなった樹脂状に固まった油が蒸発しているものです。手入れが悪いと220度くらいでもスキレットに残った不純物から煙が出ます。私は予熱は250度から270度を目標にしています。卵液を入れてジューと音がしないのなら160度以下。コゲ色が付いていない玉子焼きやオムレツを作りたいなら、微妙に音がする170-180度くらいで焼き始めると良いです。

永久保存したい


 PEANUTS ファンの方でしたら、使わないで保管したい方も多いと思います。その場合大事なことは触らないことです。このスキレットはロッジロジック処理という大豆油を吹き付けて黒くなるまで焼く処理がしていますがそれだけでは長期間保管すると錆びます。そのためワックスも塗られています。ワックスが剥がれてしまうと錆びる可能性があるので、暖かい手で触るのは避けた方がよいと思います。箱入りの未開封のスキレットなら、鉄にワックスが塗られただけのスキレットでも、保管さえ良ければ15年くらいは普通に錆びません。私はしたことがありませんが、10年くらいしたら、流動パラフィンを塗るとよいと思います。

料理に使う


 この3.5インチスキレットでは家族のお腹を満たす家庭料理は無理。でも、ちょっとした料理になら使えます。料理に使えば、毎回油を使うしその後のお手入れさえきちんとすれば、油でコーティングされているので、いつまでも錆びることも無く、貫禄が出て愛着もわくと思います。小さいので料理も限られますが、思いつくまま書くとそれなりにあります。

・オムレツ
・スペイン風オムレツ
・目玉焼き
・アヒージョ
・パンケーキ
・今川焼き風お好み焼き
・ダッチベイビー
・コーンブレッド
・カップケーキ
・今川焼き
・底の絵を焼印として使う

必要な道具


 普通のお鍋やフライパンで調理する時にはあまり必要が無い耐熱手袋が必要です。また、コンロに載せるための網、たわし、鍋式も必要です。耐熱手袋には大きく分けて1)皮製、2)アラミド繊維製、3)シリコン製の3種類があります。皮製はちょっと熱いです。アラミド繊維製が私のお勧め。ただし蒸気やお湯、油が通るので、危険な使い方をしないでください。この点では皮製が安心です。3)シリコン製は使ったことがありません。溶けそうで怖いです。


 私のものはとても古いので、最近のものならこれが口コミが多いかな? かなり大き目みたいですので、手の小さめの方は頑張って探してください。


 このスキレットはとても小さいので、コンロの五徳だと安定しません。100均のものでよいので小さな網を準備してください。私はエスプレッソ器具を乗せるための五徳を使っています。


 たわしは100均でも売っていますが、国産のものでも300円程度ですので、国産のものを使うことをお勧めします。私はちょっと高いけど「よりどころ」という針金が露出していないたわしを使っています。小ぶりなので小さいスキレットの手入れに適していると思います。このタイプのたわしも100均で売っています。


 おまけですが、この乳化剤入りの炒め油はお勧めです。初期のこびり付きやすいスキレットでも案外こびり付きません。乳化剤の効果でスキレットと食材に油が包み込むように均等に広がるためです。大抵のスーパーで売っています。

初めての料理


 初めての料理ですが、酸性のもの(ワイン、トマト、酢)などを使った料理は避けましょう。水分の多い煮物も避けたほうが無難です。人によっては卵もこびり付くので避けたほうがよいという方がいますが、私のお勧めはオムレツです。最初の1週間オムレツを毎日焼けば、料理の腕もスキレットの調子も上がります。目玉焼きはオムレツより難易度が高いので1週間オムレツを作ってから試してみてください。

スヌーピーPEANUTS ミニスキレットのシーズニング
スヌーピーPEANUTS ミニスキレットのシーズニング

使い終わったら


 使い終わったら、早めに料理をスキレットから出し、スキレットの手入れをします。残っている食材をペーパータオルやスクレーパーで拭き取ります。もしこびり付いたり焦げ付いていたら、お湯を1分ほど沸かしてから、箸とペーパータオルでこすればきれいに取れるはずです。その後、お湯とペーパータオルで洗い流し、最後にお湯とたわしでこすります。洗剤を使わないので、ぴかぴかのステンレスの鍋などより簡単です。その後、コンロで焼いて乾かします。数日以内に使うのであれば自然冷却したら、お手入れ終了。風通しの良い、湿気が無い場所に保管してください。長期間使わない場合は油を薄く全体に塗って新聞紙で包んで保管すると良いです。他のフライパンなどと重ねて保管する場合も新聞紙で包んでください。

IHの場合


 IHの場合洗い終わってからの乾燥のときにIHで加熱しても持ち手が過熱できていません。持ち手の水分を良くふき取って置いてください。時々でよいので、全体に薄く油を塗り、オーブンで180度1時間焼いてください。このとき、天板にアルミホイルを敷き、スキレットを反転させて置いてください。

焦げ付いたら


 なお、焦げ付きが取れない場合は、調理温度が高すぎるか、火に掛ける時間が長すぎです。もう一度お湯を沸かしておこげをふやかして洗ってください。それでもダメな場合は重曹を入れて沸かしたり、コゲ落としたわしでこすることになるのですが、案外簡単なのは焼き切ることです。簡単にポロっと取れたりします。

焦げ付かないコツ



 スキレットなどの分厚い鋳物の調理器具は弱火が基本です。焦げ付くのは温度が高すぎる場合と低すぎる場合に起こると言われていますが、分厚い鋳物の場合は温度が高すぎることが原因のことがほとんどだと思います。予熱をしっかりとしたら、後は弱火で調理できます。

スヌーピーPEANUTS ミニスキレットのシーズニング

 オムレツを焼いた後のスキレットです。この程度ならお湯とペーパータオルだけできれいになります。念のためお湯とたわしで洗いました。

スヌーピーPEANUTS ミニスキレットのシーズニング

 お湯をペーパータオルで拭き取り、コンロで焼いてお手入れ終了。簡単でしょ?

私の最初の手入れ方法


 最初に書いたように、お湯とたわしで洗えばすぐ使えるのですが、私がロッジロジックを手に入れた場合の最初の手入れ方法を参考のために書いておきます。

お湯とたわしで洗います


 お湯とたわしで軽く洗います。軽くワックスを流すためです。ワックスがとても気になるならお湯を沸かして捨てても良いですが、そこまでしなくても大丈夫です。

ガスコンロで乾燥


 水分を拭き取ったらガスコンロで乾燥させます。小さいのですが、ごとくにぎりぎり収まりました。ここでは乾燥が目的ですので、高温にする必要は無いのですが、油を塗るので150-200度程度には温度を上げたいです。我が家のガスコンロなら強めの弱火で2分程度加熱すると200度を超えるようです。

 ガスコンロ以外の熱源の場合、オーブンが無難です。180度くらいで10分ほど焼けば良いと思います。

 IHの場合持ち手が熱くなりません。温度設定が出来ないオーブントースターだと熱くなりすぎる危険があります。

油を塗る


 乾燥が終わったら暖かいうちに油を塗り、よく拭き取ります。油は塩分の入っていない精製油を使いましょう。精製されていないので、エキストラバージンオリーブオイルはダメです。また、菜種油、キャノーラ油は長期保管すると、べとつき、匂いがするのでお勧めしません。お勧めは大豆100%の油かショートニングです。こめ油、安物のひまわり油も悪くないです。ただ、ひまわり油は自然発火の危険性があるので、使ったペーパータオルは水で濡らしてから捨ててください。

オーブンで焼く


 油を塗ったスキレットをオーブンで焼きます。温度は180-200度。時間は油の種類によって変わりますが、ひまわりオイル1時間、他のオイル1.5時間から2時間ほどです。焼き終わったら、蓋を開けずにそのまま冷えるまでおいておきます。元々シーズニング済みなので、これで十分鉄臭さが無くなるはずです。

スヌーピーPEANUTS ミニスキレットのシーズニング

 オーブンで焼き終わりました。ビーパルの付録のチャムスのスキレットより見た目は一回り大きいです。この処理を済ませてから初めての料理オムレツを焼きました。


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