ロッジの5インチHEスキレットと蓋がやってきた
2018/5/31
ロッジの5インチキャンプダッチオーブンを手に入れた勢いで、5インチHEスキレット(H5MK )と5インチHEカバー(H5MIC)を買いました。私としては初めてのヒートエンハンスド(HE)シリーズの製品です。このシリーズは窒化処理されており、錆びにくくなっているようです。一応食器洗浄器OKということになっていますが、濡れたままほったらかすと簡単に錆びるとも聞いています。私はチキンなので食器洗浄器に入れるレポは、絶対に致しませんのでご容赦ください。



5インチミニスキレットのH5MKです。画像だけみていると普通のスキレットのように見えますが、とても小さいです。買ってから計算してみたところ、6 1/2インチスキレットのほぼ半分の容積である事が分かりました。ちなみに5インチダッチオーブンは6 1/2インチスキレットより100mlほど容量が多いだけです。実測してみると計算値より少し小さく容量は215mlでした。
使い道としては、小さな丸い目玉焼きを焼いて、バンズやイングリッシュマフィンにはさむ事くらいかな?

5インチの蓋H5MICです。型番がやけに大きく書かれていますが、小さく浅い文字も書かれていますが、分かりにくい。きっとスキレットの裏側の「PAT. www.・・・」と同じ言葉が書かれていると思われますが、USAの文字はありません。

なにやらラッカーでも塗った感じに光っているところがあります。

拡大してみると、鉄がむき出しになっていて、ちょっと錆びているようにも見えます。スキレットにも同様の場所がありますがそちらはここまで目立ちません。
スキレットの使い道が目玉焼きだとすると、目玉焼きを蓋をしないで焼く人には意味がない製品になります。黄身は白身より低温で固まるので、蓋をするとどうしても黄身が固まりやすくなります。何か使い道を考えないと・・・。
届いた品はスキレットと蓋でとっても対照的。最近のロッジは外側は滑らか、内側はざらざらなものが多く、意識的にそのような仕上げにしているのかと思っていましたが、今回のスキレットは全体的にとっても滑らか。とてもさわり心地が良く、手持ちのスキレットの中では上のクラスの仕上がりだと思います。
それに対して蓋の方は、すべてがザラザラ。同じメーカーの製品とは思えません。まるでやすりのようです。このザラザラは記憶があります。ペトロマックスの中国製のローフパンの仕上げに近いです。まさか中国製? 削った後も多く見られ、上に書いたようにロッジロジックが剥げている場所もあります。油球もあります。色もスキレットは黒いですが、蓋は青黒くロッジロジックの一般的な色とはちょっと違うように見えます。とはいうもののフォルム自体は特に問題がないので、手持ちのロジック製品の中では中くらいの仕上がりです。ある程度使い込めば滑らかになりそうな細かいざらざらではあります。ただ、蓋はそれほど使わないので、がんばって手入れをしないといつまで経ってもこのままの気がします。

面白いのが蓋の持ち手で、5インチキャンプダッチオーブンのものより大きめになっています。また蓋の深さがサイズの割りに深くなっています。測ってみると120mlほどの容量があります。スキレットに大きめの食材を入れる事ができるようにするためだと思われます。反対にスキレットは浅く見た目のバランス重視のミニチュアになっています。残念ながら蓋にセルフベイスティングの突起はありません。

蓋は注ぎ口をカバーしない丸いタイプです。注ぎ口は、画像のようにきちんと蓋をすれば蒸気漏れは無さそうです。

5インチキャンプダッチオーブンに乗せてみました。蓋がかなり小さく感じます。反対に5インチキャンプダッチオーブンの蓋はスキレットには大きすぎてきちんとはまりませんでした。セルフベイスティングもなく、蓋の互換性も低いので5インチキャンプダッチオーブンを手に入れた勢いで買いましたが、セットで使えるものではなく無駄な買い物感が漂います ^^;;
さっそく使えるようにしましょう。ロッジロジック製品のおろし方は、シーズニングをしない事が一番重要です。ロッジロジックはシーズニング処理がされていてすぐに使えるようになっています。へたに手を加えるとせっかくのロジック(錆び止め)処理がダメになるので気をつけてください。ロッジのHPには「ロッジロジック製品はシーズニング(慣らし)済です。温水でたわしなどを使い軽く洗っていただけましたら、すぐにご使用いただけます。」と、書かれています。
とは言うものの、工場出荷されたものをそのまま使うのはちょっと気持ちが悪いし、実際にはワックスが塗られているようなので、軽くお湯で洗っただけで取れていないはずなので、使う気にはなりません。そんな訳で自己責任ですが、私のロッジロジックのおろし方を書いておきます。
・バリ等がないかよく確認する。
・お湯とたわしでよく洗う
・ペーパータオルで水分を拭く。新品は表面がざらざらな事が多いので、こすらずに押さえるように拭く。
・コンロで焼いて乾燥。約270度近くまで温度を上げる。
・200度前後まで温度が下がったら、ひまわりオイルを薄く塗る。
・200度のオーブンで1時間焼く。
・再度油を薄く塗り、200度のオーブンで1時間焼く。
・2週間ほど掛けて7回ほど、トマトや酢を使わない料理を作る。
実際にたわしで洗って、みると汚れはほとんど出ませんでした。ただ、鉄くさい臭いはしました。加熱するとスキレットはどんどん色が変わる感じです。230度くらいまでしか温度を上げていませんが、少し白くなってきた感じがあったので、そこで終了。蓋の方は特に変化がないようです。どちらもひまわりオイルを塗って、200度のオーブンで1時間焼いて様子を見ます。ついでですので、5インチダッチオーブンの蓋や6 1/2インチスキレット、6 1/2インチグリルパンも一緒に焼きました。

気になる部分は目で見るだけでは黒くなりました。
再度油を塗って、200度で1時間焼いてみました。蓋の色が少し黒くなったように感じます。スキレットは既に黒々とした艶が出てきた感じです。その後たわしでよくこすると、蓋の表面が少し滑らかになったような気がしました。これだけ焼けば、鉄臭くはありません。野菜炒めなどしなくても、最初から食べることが出来る料理を作れます。ただ、野菜炒めはこびりつき防止になる気がするので、使い始めは多めに作ると良いと思います。
再度油を塗って、200度で1時間焼いてこの日は終了。
さて、窒化処理ですが、以下のWikiが詳しいので興味がある方は見てください。要は焼入れのように鉄を硬化させるためのプロセスのようですが、「最表面(約10μm以下)に化合物層または外部窒化層と呼ばれるγ'-Fe4N、ε-Fe2~3Nを主体とする鉄または鉄-添加元素多元型窒化物を形成し、処理前よりも優れた耐食性を有することもある。」ということのようです。
→窒化処理(Wikipedia)

窒化処理で何か外見的に変わったことがあるか考えてみますと、表面の仕上がりはスキレットと蓋で滑らかとザラザラと両極端ですので、関係無さそう。色は違う気がします。窒化処理された蓋は明らかに青いのですが、スキレットも良くみると青い。他のスキレットやダッチオーブンと比べるとどちらも青黒く見えます。上の画像は本日の最終の状態。中央が普通の処理のシーズニングしただけのもの、左右が今回の5インチスキレットと蓋です。他の画像でも見直してみると窒化処理のものは青み掛かっている気がします。

5インチミニスキレットのH5MK


5インチミニスキレットのH5MKです。画像だけみていると普通のスキレットのように見えますが、とても小さいです。買ってから計算してみたところ、6 1/2インチスキレットのほぼ半分の容積である事が分かりました。ちなみに5インチダッチオーブンは6 1/2インチスキレットより100mlほど容量が多いだけです。実測してみると計算値より少し小さく容量は215mlでした。
使い道としては、小さな丸い目玉焼きを焼いて、バンズやイングリッシュマフィンにはさむ事くらいかな?
5インチの蓋H5MIC

5インチの蓋H5MICです。型番がやけに大きく書かれていますが、小さく浅い文字も書かれていますが、分かりにくい。きっとスキレットの裏側の「PAT. www.・・・」と同じ言葉が書かれていると思われますが、USAの文字はありません。

なにやらラッカーでも塗った感じに光っているところがあります。

拡大してみると、鉄がむき出しになっていて、ちょっと錆びているようにも見えます。スキレットにも同様の場所がありますがそちらはここまで目立ちません。
スキレットの使い道が目玉焼きだとすると、目玉焼きを蓋をしないで焼く人には意味がない製品になります。黄身は白身より低温で固まるので、蓋をするとどうしても黄身が固まりやすくなります。何か使い道を考えないと・・・。
仕上がり具合
届いた品はスキレットと蓋でとっても対照的。最近のロッジは外側は滑らか、内側はざらざらなものが多く、意識的にそのような仕上げにしているのかと思っていましたが、今回のスキレットは全体的にとっても滑らか。とてもさわり心地が良く、手持ちのスキレットの中では上のクラスの仕上がりだと思います。
それに対して蓋の方は、すべてがザラザラ。同じメーカーの製品とは思えません。まるでやすりのようです。このザラザラは記憶があります。ペトロマックスの中国製のローフパンの仕上げに近いです。まさか中国製? 削った後も多く見られ、上に書いたようにロッジロジックが剥げている場所もあります。油球もあります。色もスキレットは黒いですが、蓋は青黒くロッジロジックの一般的な色とはちょっと違うように見えます。とはいうもののフォルム自体は特に問題がないので、手持ちのロジック製品の中では中くらいの仕上がりです。ある程度使い込めば滑らかになりそうな細かいざらざらではあります。ただ、蓋はそれほど使わないので、がんばって手入れをしないといつまで経ってもこのままの気がします。
蓋の特徴、互換性

面白いのが蓋の持ち手で、5インチキャンプダッチオーブンのものより大きめになっています。また蓋の深さがサイズの割りに深くなっています。測ってみると120mlほどの容量があります。スキレットに大きめの食材を入れる事ができるようにするためだと思われます。反対にスキレットは浅く見た目のバランス重視のミニチュアになっています。残念ながら蓋にセルフベイスティングの突起はありません。

蓋は注ぎ口をカバーしない丸いタイプです。注ぎ口は、画像のようにきちんと蓋をすれば蒸気漏れは無さそうです。

5インチキャンプダッチオーブンに乗せてみました。蓋がかなり小さく感じます。反対に5インチキャンプダッチオーブンの蓋はスキレットには大きすぎてきちんとはまりませんでした。セルフベイスティングもなく、蓋の互換性も低いので5インチキャンプダッチオーブンを手に入れた勢いで買いましたが、セットで使えるものではなく無駄な買い物感が漂います ^^;;
ロッジロジック製品の使い始めの手入れ
さっそく使えるようにしましょう。ロッジロジック製品のおろし方は、シーズニングをしない事が一番重要です。ロッジロジックはシーズニング処理がされていてすぐに使えるようになっています。へたに手を加えるとせっかくのロジック(錆び止め)処理がダメになるので気をつけてください。ロッジのHPには「ロッジロジック製品はシーズニング(慣らし)済です。温水でたわしなどを使い軽く洗っていただけましたら、すぐにご使用いただけます。」と、書かれています。
とは言うものの、工場出荷されたものをそのまま使うのはちょっと気持ちが悪いし、実際にはワックスが塗られているようなので、軽くお湯で洗っただけで取れていないはずなので、使う気にはなりません。そんな訳で自己責任ですが、私のロッジロジックのおろし方を書いておきます。
・バリ等がないかよく確認する。
・お湯とたわしでよく洗う
・ペーパータオルで水分を拭く。新品は表面がざらざらな事が多いので、こすらずに押さえるように拭く。
・コンロで焼いて乾燥。約270度近くまで温度を上げる。
・200度前後まで温度が下がったら、ひまわりオイルを薄く塗る。
・200度のオーブンで1時間焼く。
・再度油を薄く塗り、200度のオーブンで1時間焼く。
・2週間ほど掛けて7回ほど、トマトや酢を使わない料理を作る。
実際にたわしで洗って、みると汚れはほとんど出ませんでした。ただ、鉄くさい臭いはしました。加熱するとスキレットはどんどん色が変わる感じです。230度くらいまでしか温度を上げていませんが、少し白くなってきた感じがあったので、そこで終了。蓋の方は特に変化がないようです。どちらもひまわりオイルを塗って、200度のオーブンで1時間焼いて様子を見ます。ついでですので、5インチダッチオーブンの蓋や6 1/2インチスキレット、6 1/2インチグリルパンも一緒に焼きました。

気になる部分は目で見るだけでは黒くなりました。
再度油を塗って、200度で1時間焼いてみました。蓋の色が少し黒くなったように感じます。スキレットは既に黒々とした艶が出てきた感じです。その後たわしでよくこすると、蓋の表面が少し滑らかになったような気がしました。これだけ焼けば、鉄臭くはありません。野菜炒めなどしなくても、最初から食べることが出来る料理を作れます。ただ、野菜炒めはこびりつき防止になる気がするので、使い始めは多めに作ると良いと思います。
再度油を塗って、200度で1時間焼いてこの日は終了。
窒化処理について
さて、窒化処理ですが、以下のWikiが詳しいので興味がある方は見てください。要は焼入れのように鉄を硬化させるためのプロセスのようですが、「最表面(約10μm以下)に化合物層または外部窒化層と呼ばれるγ'-Fe4N、ε-Fe2~3Nを主体とする鉄または鉄-添加元素多元型窒化物を形成し、処理前よりも優れた耐食性を有することもある。」ということのようです。
→窒化処理(Wikipedia)

窒化処理で何か外見的に変わったことがあるか考えてみますと、表面の仕上がりはスキレットと蓋で滑らかとザラザラと両極端ですので、関係無さそう。色は違う気がします。窒化処理された蓋は明らかに青いのですが、スキレットも良くみると青い。他のスキレットやダッチオーブンと比べるとどちらも青黒く見えます。上の画像は本日の最終の状態。中央が普通の処理のシーズニングしただけのもの、左右が今回の5インチスキレットと蓋です。他の画像でも見直してみると窒化処理のものは青み掛かっている気がします。
コメント
5インチもダッチとスキレットの蓋が共有出来たら良かったと思います。すでに廃盤になりましたが3.5インチのスキレットが存在します
愛知のダッチ沼さんこんにちは。
蓋が共有できないのはちょっと以外でした。3.5インチスキレットは良く見かけますが、既に廃番になっていたのですね。先日、娘のおもちゃとして買うかどうか迷ったのですが、チャムスの3.5インチの鉄フライパンを買ってしまいました ^^;;
蓋が共有できないのはちょっと以外でした。3.5インチスキレットは良く見かけますが、既に廃番になっていたのですね。先日、娘のおもちゃとして買うかどうか迷ったのですが、チャムスの3.5インチの鉄フライパンを買ってしまいました ^^;;