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誰でも簡単にダッチオーブンやスキレットを使いこなして、おいしい料理をアウトドアでも家庭でも作れるように、レシピや使い方、手入れ方法などを、実際の経験を踏まえて書いています。

ペトロマックス ローフパン K4がやってきた

2017/12/12

 ペトロマックスのローフパン K4がやってきました。気になる内寸や容量、電気オーブンやガスオーブンに入るのかどうかを調べてみましょう。


梱包と開封


ペトロマックス ローフパン K4

 立派な箱に入っていました。

ペトロマックス ローフパン K4

 開封してみると蓋がひっくり返って入っています。ダンボール製の箱や、本体との隙間に挟まれている紙に油がしみこんでいるように見えます。箱以外はこの油紙と、発泡スチロールの塊2個。本体はそのまま箱に入っていました。

ペトロマックス ローフパン K4

 本体はこんな感じ。蓋も本体もかなり荒い仕上がりです。

ペトロマックス ローフパン K4

 裏側は箱の粉なのかな? 結構汚れています。本体の底がやすりのようにざらざらなので、運搬中に削れて、粉が出たのかもしれません。

 付属品は、ユーザーズマニュアル1枚です。

実測内寸


 メーカーのサイトには、サイズ/ 34 × 13 × 13.5cmと書かれていますが、これは外寸のようです。

ペトロマックス ローフパン K4


 素人の採寸ですので正確ではありませんが、内寸を測ってみました。上の画像は深さ。ほぼ10センチジャストですね。

ペトロマックス ローフパン K4


 上の面の内寸は奥行119mm足らず。幅の内寸は画像がありませんが、288mmほどです。

ペトロマックス ローフパン K4

ペトロマックス ローフパン K4


 底にラザニアが入りました ^^ 大体83mmくらいのラザニアです。メーカーによりますと、容量は 2.4ℓということです。

オーブンに入るのか?



 一番気になることです。卓上電気オーブン(天板が長方形)には普通に入りました。卓上ガスオーブン(天板が正方形に近い)では斜めに置けば入りました。もちろん円形のターンテーブルに乗せるのは無理。あまり意味はないですが、蓋だけならターンテーブルの上にはみ出しながらも何とか乗り、上手く調節すれば何とか当たらずに回転できます。これで一安心です。

第一印象



 第一印象は荒いです。黒い色が付いていますが、油ではないようです。艶はありません。触った感じ大きな荒々しい荒はないのですが、全体が鉄のスポンジと言う感じで、細かい紙やすりのようなざらざら感です。黒色のコーティングは、触ると剥げる事があるようです。料理にべたっと引っ付いたりしたら嫌だな。長さ34センチは12インチのダッチオーブン並ですが、大きさは感じませんでした。

生産国は?



 想定内ですが、生産国は中国です。

基本的な使い始めのお手入れ


ペトロマックス ローフパン K4がやってきた

ダッチオーブン、スキレットの手入れ - ダッチオーブン事典

 ダッチオーブンやスキレットのケアについて、まとまった記事を書いてなかったと思うので書いておきま...


 早速使えるようにお手入れです。一般的なダッチオーブンやスキレットの使いはじめについては、上の記事に書いていますので、参考にしてください。この記事を踏まえて今回の最初の手入れの作戦を練りましょう。

食パンの型の空焼きについて


 ブログなどを見ていると、新品の食パンの型を買って、空焼きをしたのにパンが抜けない人がよくいますが、たいてい空焼きに使う油にサラダ油を使っているように思います。パンの型に塗る油はショートニングを使ってください。抜けやすいし、使い込んだ後の臭い、色が全然違います。私が最初に買った食パン型は、何も知らなくてサラダ油で空焼きをしたので、3年くらいで汚い色になり、臭いもするようになってしまいました。その後に、手に入れた型は、ショートニングを使うようにしていています。もちろん色はだんだん変わりますが、サラダ油と違って大きなトラブルは起きていません。なお、食パンの型は2回に分けて空焼きすることが多いと思いますが、1回目はワックス除去。2回目が油を馴染ませる工程だと思います。錆びる心配がない素材の型については、ワックスが塗られていないので工程が1回になっているようです。

 なお、大豆サポニンが入ったスプレーオイルがあります。とても型離れは良いらしいです。ただ、菜種油を使っているみたいなので高温で焼くことになる空焼きで使うと変色しそうなので、空焼きで使うのはちょっと心配です。

ユーザーマニュアルの手入れ方法


 このローフパンには日本語のユーザーマニュアルが付いていました。「はじめてお使いになる前に」、「お手入れの方法」、「保管の方法」、「シーズニングの方法」のような項目が並んでいます。ユーザーマニュアルによりますと、このローフパンは「パティーナ(PATINA)」という黒錆び皮膜を意図的につける処理がされているそうです。検索しても青銅の処理のことしか出てきませんでした。ひょっとして自動車用品にある赤錆を黒錆びに変えるあれのこと? 

ユーザーマニュアルの手順


 ユーザーマニュアルの手順をざっとまとめると、

1)洗剤を使わないでお湯で洗う。
2)お湯ですすいで、乾いた布で水分を拭き取り、完全に乾燥させる。
3)油を塗る
4)焼く

「長期保管する際はオリーブオイルを使用しないでください」


 オリーブオイルはダッチオーブンの手入れで実績のある油ですが、意外なことに長期保管する際はオリーブオイルを使用しないでくださいと書かれていました。腐敗臭がする場合があるそうです。加熱しないで、高級なエキストラバージンオイルを塗るとそうなるかもしれませんね。

実際に行った手順


 実際には、マニュアル通りだと自然乾燥が面倒なので、オーブンで乾燥させました。私バージョンはこんな感じ。

1)洗剤を使わないでお湯で洗う。
2)水ですすいで、ほこりが出にくいペーパータオルで、押さえるようにして水分を拭き取る。
3)オーブンで180度で焼いて乾燥させる。
4)油(ショートニング)を塗る。
5)オーブンで180度で1時間焼く。
6)油を塗る。
7)オーブンで180度で1時間焼く。そのまま放置する。

 とりあえず良く洗います。温かいお湯で洗うだけでよいのですが、この手のプリシーズニングを施した製品にも錆び止めのために、ワックスが塗られている可能性が高いです。お湯で洗うのはワックスを洗い流すためですが、そんなに簡単には落ちませんので、熱湯を掛けて洗い流します。その後、たわしとお湯で洗います。この製品もワックスのようなものが塗られているようで、お湯が少し乳白色になりました。パティーナ処理のおかげでしょうか? 鉄臭いにおいは皆無。赤錆びのような汚い汁も出ませんでした。

 仕上げが荒い鋳物の場合、水分をペーパータオルで拭くと、ペーパータオルから出たほこりが残ってしまいます。擦らないように押さえて水分を拭き取ります。それでも、ほこりが出にくいペーパータオルを使ったにもかかわらず、ちょっとほこりが残りました。

 180度のガスオーブンで10分ほど暖めて水分を飛ばしてます。途中も取り出した後も、ワックスが焼ける匂いは無く室内で問題なく手入れをできました。

 後はショートニングを塗り、1時間ほど180度で焼きます。残念ながら、少し小さいガスオーブンでは、蓋と本体を別々に天板に乗せて焼く事はできなかたので、最初の蓋はガスオーブン、本体は電気オーブンで焼き、2回目以降は電気オーブンで焼きました。

蓋に描かれているドラゴンが邪魔



 油を薄く塗る時も、塗った油を拭き取るときにも、邪魔なのがドラゴンの柄。ちょっといらいらしました。トレードマークだから仕方ないとはいえ、ここまで派手にする必要はない気がします。

ひとまず終了



ペトロマックス ローフパン K4
ペトロマックス ローフパン K4

 油を塗ってから180度で焼くことを2回繰り返し、数時間放置して取り出したのがこの画像。1度焼いた程度では表面のざらざらが残ったままでかなり手ごわいイメージですが、本体の内部はなんとなく艶がちょっと出た感じです。内部はしばらく料理をすればざらざらはなくなると思います。

 そんな訳で、一度お湯とたわしでごしごしこすってから3度目の焼きを開始。今度は1時間、油は塗っていません。そしてその後、もう一度油を塗って90分焼いてこの日は終了です。合計4時間半焼きました。キッチンが油臭くて堪りません。久しぶりにショートニングを使いましたが、臭いが刺激的で辛いです。


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コメント
おおー!届いたんですね!
べえさんがこれで何をまず作るのかが興味津々ですよー(^o^)

レフアレフア
2017年12月13日 13:19
レフアさんこんにちは。

最初の料理は食パンです。今後はラザニアとか
ミートローフなどを考えています。

べえべえ
2017年12月13日 18:27

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    コメント(2)