缶詰炊き込みご飯の試作
2018/8/16
先日スッキリというテレビ番組を見ていたら加藤浩次さんと竹内涼真さんがキャンプをしていました。世の中キャンプブームなんですね。

で、お二人がメスティンを使った缶詰炊き込みご飯対決をしていました。加藤浩次さんは、「かにとあさりの洋風炊き込みご飯」。竹内涼真さんが、「ホタテと大豆のかにみそ和えご飯」。どちらもおいしそうでした。キャンプ場なら缶詰の炊き込みご飯は簡単でよいかもしれません。
お作りになられたレシピなどは、著作権などがあると思うので、ここでは触れませんが、缶詰を使った炊き込みご飯は楽しそうですね。ありあわせの缶詰を使った炊き込みご飯のレシピの作り方を考えてみましょう。番組では一人用の炊き込みご飯をメスティンの自動炊飯で炊いていましたが、3人家族のファミキャンにちょうど良さそうな2合のお米に缶詰を1個か2個使った炊き込みご飯を考えてみましょう。計算方法の考え方自体は1合でも5合でも同じです。
2合のお米を使った炊き込みご飯の場合、最終的な塩分は4から5g程度が良いと思います。きっと缶詰に塩分相当量が書かれていると思いますのでチェックしましょう。たとえばホテイの焼き鳥の場合1.2gです。自宅で何度か試作して、好みの塩分を覚えておくと良いと思います。
塩分濃度が少ない場合、塩分を加える必要があります。塩と醤油をメインに塩分を調節します。塩は小さじ1で6gもありますのでちょっとした誤差で随分と味が変わりますので、気をつけてください。醤油は小さじ1で1gほどです。めんつゆストレートで0.2g、2倍濃縮なら0.4g,3倍なら0.6gって感じです。味噌はかなり幅がありますが、小さじ1で0.7gくらいかな? 酒や醤油、味噌を加えると水分もそれなりに増えるのですが、無視しても大丈夫だと思います。
たとえばカニやホタテのような繊細な味の缶詰の場合は醤油より塩が良いと思います。番組で使っていた白だしもよさそうです。我が家にあるヤマキの白だしの場合100mlあたり塩分相当量約10gでした。2gの塩分を白だしで加える場合、20mlを加える事になり、水分が醤油の倍ありますので、加える水分を減らした方が良いかもしれません。
癖がある食材だと、塩より醤油を多めにするとよいでしょう。味噌を使うと良いかも分かりません。
普通は100g-150gの具材があればちょうど良いと思います。缶詰の場合、固形量を見ると良いです。焼き鳥の場合55gと書かれています。
缶詰以外の具材を入れると、ワンランク上の味になります。大根やニンジンなどの根菜類。ネギなどの香味野菜。番組でも使われていたホタテの水煮や豆の水煮(あまったものはサラダに)のような、食材系の缶詰も面白いですね。たとえばマッシュルームや銀杏とか。
基本は日本酒小さじ2は入れたいです。特に具材が魚の場合は必須だと思います。塩分が追加されるので塩分の計算が必要ですが、醤油も入れたい。お出汁は炊き込みご飯には入れないほうがおいしいという高名な料理人の方もいるくらいなので、なくても良いと思います。缶詰自体に色々と入っていますし。砂糖は結構重要ですがこれも缶詰に結構入っていそう。最初は砂糖無しで作って、味のバリエーションが欲しい時に入れる感じかな? 酸味はあまり必要ないと思いますので、バリエーションが欲しいときかな? 食べる時にレモンやスダチを掛けると良い場合は多いです。最近アメリカ人が第5目の味と言っている油分は確かに炊き込みご飯では味に違いが出ます。辛味はお好みで加えてください。
思いつく調味料は、コショウ、ショウガ、トマトケチャップ、ソース、バター、オリーブオイル、シーズニングソルト、コンソメ、ブイヨン、カップスープなど色々考える事ができます。塩分のあるものを入れるときは、塩分追加を控えめにしてください。
ダッチオーブンのブログですから、本来はダッチオーブンで炊く事になります。2合の炊き込みご飯ですので、8インチサイズのダッチオーブンということになります。8インチキャンプダッチオーブンや8インチサービングポット、8インチステンレスダッチオーブンなどが良さそうです。具沢山になるとギリギリかもしれませんので、ディープタイプがよいかもしれません。

ちょうど家に味付きのサバの缶詰があったのでこれを使ってシンプルな缶詰炊き込みご飯を試作してみましょう。


内容総量160g、固形量120gですので、具材は充分。出来れば大根を入れたいです。水分は40gと思えば良いのかな? その分水分を減らさないとダメですね。食塩相当量は2.6gです。塩分を約2g相当を加える必要があります。

そんな訳で、
・2合のお米に炊飯器の目盛りまで水をいれ、40gの水を抜く
・醤油 小さじ2を加える
・日本酒 小さじ2を加える
・缶詰を加える。
・具材として大根があれば入れたいが今回は無し。
後は、普通に炊飯するだけです。今回は実験なので炊飯器で済ませました。

炊き上がりました。後はほぐせば完成です。

計算どおり、適切な塩分と適切な水分の炊き込みご飯が完成しました。色の割りに上品な味でひなちゃんは物足りないらしい。色々と具材を入れるとおいしくはなりますが、簡単なのがとりえの缶詰炊き込みご飯のメリットが半減しますので、単純な炊き込みご飯も悪くないと思います。
同じような考え方で、惣菜系の缶詰なら何でも炊き込みご飯にできます。もちろん、レトルトでも可能です。レトルトカレーで炊いたカレーピラフもおいしいです。
最近キャンプ場で炊飯に使う事が多いのがステンレスダッチオーブンです。熱伝導が良くないおかげで弱火にし難いアウトドアでも上手くごはんが炊けます。蒸らし時間の一部(5分くらい)はかなりの高温を保つ必要があるのですが、熱伝導の良い鍋では、風のあるアウトドアではすぐに温度が下がってしまいます。一時保温カバーをキャンプに持って行ったりしましたが、ステンレスならわりと簡単に高温をキープできます。ディープタイプなので、具材が多めの炊き込みご飯でも安心です。

で、お二人がメスティンを使った缶詰炊き込みご飯対決をしていました。加藤浩次さんは、「かにとあさりの洋風炊き込みご飯」。竹内涼真さんが、「ホタテと大豆のかにみそ和えご飯」。どちらもおいしそうでした。キャンプ場なら缶詰の炊き込みご飯は簡単でよいかもしれません。
缶詰炊き込みご飯のレシピの考え方
お作りになられたレシピなどは、著作権などがあると思うので、ここでは触れませんが、缶詰を使った炊き込みご飯は楽しそうですね。ありあわせの缶詰を使った炊き込みご飯のレシピの作り方を考えてみましょう。番組では一人用の炊き込みご飯をメスティンの自動炊飯で炊いていましたが、3人家族のファミキャンにちょうど良さそうな2合のお米に缶詰を1個か2個使った炊き込みご飯を考えてみましょう。計算方法の考え方自体は1合でも5合でも同じです。
塩分
2合のお米を使った炊き込みご飯の場合、最終的な塩分は4から5g程度が良いと思います。きっと缶詰に塩分相当量が書かれていると思いますのでチェックしましょう。たとえばホテイの焼き鳥の場合1.2gです。自宅で何度か試作して、好みの塩分を覚えておくと良いと思います。
塩分の追加
塩分濃度が少ない場合、塩分を加える必要があります。塩と醤油をメインに塩分を調節します。塩は小さじ1で6gもありますのでちょっとした誤差で随分と味が変わりますので、気をつけてください。醤油は小さじ1で1gほどです。めんつゆストレートで0.2g、2倍濃縮なら0.4g,3倍なら0.6gって感じです。味噌はかなり幅がありますが、小さじ1で0.7gくらいかな? 酒や醤油、味噌を加えると水分もそれなりに増えるのですが、無視しても大丈夫だと思います。
たとえばカニやホタテのような繊細な味の缶詰の場合は醤油より塩が良いと思います。番組で使っていた白だしもよさそうです。我が家にあるヤマキの白だしの場合100mlあたり塩分相当量約10gでした。2gの塩分を白だしで加える場合、20mlを加える事になり、水分が醤油の倍ありますので、加える水分を減らした方が良いかもしれません。
癖がある食材だと、塩より醤油を多めにするとよいでしょう。味噌を使うと良いかも分かりません。
具材
普通は100g-150gの具材があればちょうど良いと思います。缶詰の場合、固形量を見ると良いです。焼き鳥の場合55gと書かれています。
缶詰以外の具材を入れると、ワンランク上の味になります。大根やニンジンなどの根菜類。ネギなどの香味野菜。番組でも使われていたホタテの水煮や豆の水煮(あまったものはサラダに)のような、食材系の缶詰も面白いですね。たとえばマッシュルームや銀杏とか。
調味料
基本は日本酒小さじ2は入れたいです。特に具材が魚の場合は必須だと思います。塩分が追加されるので塩分の計算が必要ですが、醤油も入れたい。お出汁は炊き込みご飯には入れないほうがおいしいという高名な料理人の方もいるくらいなので、なくても良いと思います。缶詰自体に色々と入っていますし。砂糖は結構重要ですがこれも缶詰に結構入っていそう。最初は砂糖無しで作って、味のバリエーションが欲しい時に入れる感じかな? 酸味はあまり必要ないと思いますので、バリエーションが欲しいときかな? 食べる時にレモンやスダチを掛けると良い場合は多いです。最近アメリカ人が第5目の味と言っている油分は確かに炊き込みご飯では味に違いが出ます。辛味はお好みで加えてください。
思いつく調味料は、コショウ、ショウガ、トマトケチャップ、ソース、バター、オリーブオイル、シーズニングソルト、コンソメ、ブイヨン、カップスープなど色々考える事ができます。塩分のあるものを入れるときは、塩分追加を控えめにしてください。
ダッチオーブンのサイズ
ダッチオーブンのブログですから、本来はダッチオーブンで炊く事になります。2合の炊き込みご飯ですので、8インチサイズのダッチオーブンということになります。8インチキャンプダッチオーブンや8インチサービングポット、8インチステンレスダッチオーブンなどが良さそうです。具沢山になるとギリギリかもしれませんので、ディープタイプがよいかもしれません。
実際にレシピを作ってみよう

ちょうど家に味付きのサバの缶詰があったのでこれを使ってシンプルな缶詰炊き込みご飯を試作してみましょう。


内容総量160g、固形量120gですので、具材は充分。出来れば大根を入れたいです。水分は40gと思えば良いのかな? その分水分を減らさないとダメですね。食塩相当量は2.6gです。塩分を約2g相当を加える必要があります。

そんな訳で、
・2合のお米に炊飯器の目盛りまで水をいれ、40gの水を抜く
・醤油 小さじ2を加える
・日本酒 小さじ2を加える
・缶詰を加える。
・具材として大根があれば入れたいが今回は無し。
後は、普通に炊飯するだけです。今回は実験なので炊飯器で済ませました。
炊き上がりました

炊き上がりました。後はほぐせば完成です。

計算どおり、適切な塩分と適切な水分の炊き込みご飯が完成しました。色の割りに上品な味でひなちゃんは物足りないらしい。色々と具材を入れるとおいしくはなりますが、簡単なのがとりえの缶詰炊き込みご飯のメリットが半減しますので、単純な炊き込みご飯も悪くないと思います。
同じような考え方で、惣菜系の缶詰なら何でも炊き込みご飯にできます。もちろん、レトルトでも可能です。レトルトカレーで炊いたカレーピラフもおいしいです。
ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン(8インチ) ST-908
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ソト(SOTO) 2012-04-05
最近キャンプ場で炊飯に使う事が多いのがステンレスダッチオーブンです。熱伝導が良くないおかげで弱火にし難いアウトドアでも上手くごはんが炊けます。蒸らし時間の一部(5分くらい)はかなりの高温を保つ必要があるのですが、熱伝導の良い鍋では、風のあるアウトドアではすぐに温度が下がってしまいます。一時保温カバーをキャンプに持って行ったりしましたが、ステンレスならわりと簡単に高温をキープできます。ディープタイプなので、具材が多めの炊き込みご飯でも安心です。