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誰でも簡単にダッチオーブンやスキレットを使いこなして、おいしい料理をアウトドアでも家庭でも作れるように、レシピや使い方、手入れ方法などを、実際の経験を踏まえて書いています。

リッドリフターの一覧

2017/7/3

 リッドリフター(Lid Lifter)は、炭が乗った熱いダッチオーブンの蓋を微妙に浮かせて隙間を開けずに回転させてむらなく加熱する「ローテート」という作業をすることと、蓋の上に乗った炭の灰を鍋に落とさずに安全に取り外すための器具です。ですので、蓋をバランスよく水平に保って保持出来る事が望まれます。ダッチオーブンを販売しているメーカーならたいていリッドリフターも販売しています。引っ掛けるタイプと持ち手を挟んで固定するタイプがあります。(この記事は、今後画像などを追加して更新していく予定です。)

リッドリフターは必須ではありません


 最初に、リッドリフターは必須ではないということを書いておきます。炭を持てるような高性能な耐熱手袋が販売されていますし、上に炭が乗っていない場合蓋の温度は高々100度くらいにしかならないので、室内で使う場合は必要ではありません。長くて邪魔なリッドリフターを使うより、普通にミトンや耐熱グローブで蓋を持ったほうが安全確実です。

 アウトドアで蓋の上に炭を置いて使う場合は、たとえ高性能な耐熱手袋があっても、無いと心細いです。

リッドリフターのタイプ


引っ掛けるタイプ


 構造が単純なので価格が安いものが多いです。ローテートするにはこのタイプの方が楽。蓋をはずすときは若干緊張します。普通はこれ1本あれば困ることはないと思います。ただ、相性のようなものが微妙にあるので、ダッチオーブンとメーカーを揃えたほうが無難かもしれません。
 なお、炭がフタの上に乗っていても、高性能な耐熱手袋(皮手袋は不可)があれば、リッドリフターがなくてもローテートくらいは出来ます。

挟み込むタイプ


 構造が複雑になり、価格は高め。蓋の上に炭がたくさん乗っていると挟むのが面倒になり、ローテートが億劫になります。蓋をはずすときはとても安定しているので、安心して使えます。

ロッジ(LODGE)


Lodge A5 Lid Lifter

 ロッジのリッドリフターは2種類。引っ掛けるタイプのA5としっかり掴むタイプのA5DLLで、どちらも所有しています。基本的にA5を持っていれば何も困ることはないので、ロッジのユーザーでA5を持っていて特に不満がない方は以下の記事を読む必要はないと思います。また、キッチンダッチオーブン10 1/4インチや10 1/4インチスキレットのカバー(蓋)には使えません。これは公式ホームページに書かれています。他のサイズのスキレットカバーも持ち手をミトンで持ちやすいように、モデルチェンジして大きくなったみたいですので、今後出回るカバーには使えなくなる可能性があるかもしれません。


 A5の横棒は使うまでは「意味があるの?」って思っていましたが、実際に横棒部分を掴んで使ってみると結構便利です。なお、SOTOのステンレスダッチオーブン8インチにA5は使えませんでした。キャプテンスタッグの画像の左上のようになります。

Lodge A5DLL Deluxe Lid Lifter
Lodge A5DLL Deluxe Lid Lifter

 A5DLLはかなりでかいです。画像はロッジのキャンプダッチ10インチとSOTOの8インチステンレスダッチオーブンですが、ダッチオーブンが小さく見えます。特にSOTOの8インチだとギリギリです。このリッドリフターで蓋を掴む時ダッチオーブンの蓋の上にある炭が邪魔になる事があります。12インチ以上のダッチオーブンで真価を発揮するように思いますが、しっかりと蓋を掴めるのはやはり安心で、料理が終わった後に灰を捨てるのがとっても楽です。なお、持ち手が派手な黄色なのは、暗闇でも簡単に見つける事ができるからです。


キャプテンスタッグ


キャプテンスタッグのリッドリフターM-5703




 キャプテンスタッグの銀色のM-5703は最初に買ったリッドリフターです。安い上に、口コミでSOTOのステンレスダッチオーブンに使えると書かれていたためで、実際に使ってみても特に問題なく使えています。ロッジのダッチオーブンでも、それほど問題なく使えていますが、ちょっと不安定。ロッジの蓋にはロッジのA5ほうが良い気がします。きっとキャプテンスタッグのダッチオーブンならぴったりなんだと思います。現在ローテートをするときはこれを使うことが多いです。M-9099はまだ見たこともありません。長いし、炭かきが付いているので薪ストーブ用なのかな?

キャンプメイドCampMaid







 キャンプメイドは新しいメーカーですが、とても興味深いダッチオーブン関連の製品を販売しています。リッドリフターは二つとも持っています。どちらも蓋を持ち上げるだけでなく、その後のことも考えているのでとても使いやすそうだからです。
キャンプメイドのホームページ

キャンプメイド キックスタンド

 キックスタンドは、安いし見た目はとてもよいのですが、ちょっと不安定。あまりに熱い蓋は持ちたくないです。それと構造上、上に炭を乗せた蓋だと、手が灰だらけになるので、使いたくない。分解できるし、アイデアは良いのですが、思ったほど便利ではありませんでした。購入時のレビュー記事へのリンクを張っておきます。
CampMaid キックスタンドを買ってみた

LID HOLDER & SERVING STAND
LID HOLDER & SERVING STAND
LID HOLDER & SERVING STAND

 リッドホルダー(LID HOLDER & SERVING STAND)は蓋の上にたくさんの炭が乗っていても、確実に蓋を持てる上に、ダッチオーブンの台にもなります。ただ、蓋を引っ掛ける作業をするときに、かなり炭に近づくので耐熱手袋をしないと不安です。蓋を固定したリッドホルダーを地面の上に置いても蓋が汚れないのが自慢ですが、地面との距離が近すぎてちょっと抵抗があります。足の先端がただの細い鉄の棒なので、地面がやわらかいと不安です。そのうち先端にゴムの脚でも付けてみようかと思っています。それでも、価格は高いですが、お値段以上の活躍をしてくれます。ダッチオーブンの台になるのはとっても便利です。

LID HOLDER & SERVING STAND

 このブログのタイトル画像で上にダッチオーブンを4台乗せて撮影していますがびくともしませんでした。

 オプションパーツを組み合わせて、色々な使い方ができ燻製まで出来るようですが、単体で充分役に立ちます。でも、ちょっと気になるので私はチャコールホルダーを買ってみました。使った感じはアイデア倒れのような気がします ^^;; アメリカでは、このリッドホルダー用のバッグもTOOL BAGとして、販売されています。

リッドリフターの一覧

キャンプメイド チャコールホルダーでフォカッチャ│ダッチオーブンを使ったら書き込もう

 キャンプメイドのチャコールホルダーを買いました。いけのこに生地を生イーストを使って作ってもらい、お試しでフォカッチャを焼きました。元のレシピは10 1/4インチ...


 なお、料理中に蓋を付けたまま地面に置くのは抵抗があったので、38センチ×38センチの板を準備しています。でも、板があるのなら板の上に直接蓋を置いたほうが簡単かも。

キャンプシェフ(Camp Chef)


 キャンプシェフは、かなり多くのアウトドアクッキングツールを販売している会社で、アメリカアマゾンを見ている限りでは、ロッジの次にダッチオーブンに力を入れているメーカーのように感じます。ダッチオーブンは中国製のようです。

  

 リッドリフターは挟み込むタイプの9インチ、14インチ、22インチがあります。引っ掛けるタイプもいくつかあったと思うのですが、今は不思議な形のもの一種類だけになっているみたいです。

キャンプシェフ(Camp Chef)9インチリッドリフター

 先日購入したばかりの9インチのリッドリフターです。そのうち記事を書くつもりですが、小さくかわいいです。

以下は、私が持っていないリッドリフターになります。

SOTO


 SOTOからはステンレスダッチオーブンの独特の十字の持ち手に合わせたリッドリフターが販売されています。ステンレスダッチオーブンの8インチと10インチを持っていますが、他のダッチオーブンでは使えない形なので購入には至りませんでした。ステンレスダッチオーブン専用なので、ステンレスダッチオーブンだけ持っている人には最適だと思います。また、SOTOの保温調理器eMEALの蓋には、このリッドリフターがぴったりと入る場所があります。


ユニフレーム、ロゴス



 ユニフレームもロゴスもダッチオーブンを作っているので、リッドリフターを作っています。どちらも柄が木製で趣がありそうです。ユニフレームやロゴスのダッチオーブンを持っているのならメーカーを合わせて買うのが安心かもしれません。



コールマン





 コールマンのダッチオーブンにはリッドリフターが付属しているようです。そのためなのか、ハンディーリフターが販売されています。上に炭が乗っていないときにミトン代わりに使うのかな?

ペトロマックス


 ペトロマックスはOEMで色々なメーカーの製品を自社製品として販売しています。引っ掛けるタイプのリッドリフターもアメリカのサイトでよく見るタイプのような気がしますが、画像で見る限り趣のある形をしていて見た目は悪くないです。



挟み込むタイプは、以前とても定評があったマイヤーのものに良く似ています。マイヤーは持ち手がガス管ですが、このリッドリフターの持ち手は、指の形に合わせるようにモールドされているように見えます。すごくグレードアップされていますね ^^


ホリデーロードなど



 国産の手作りのリッドリフターで、とても使いやすいと聞いた事がありますが、実物を見たことはまだありません。バネの力で固定するみたいで、興味深い製品です。

 他にカシワのリッドリフターが販売されています。過去にGSIがロングとエコノの2種類販売していました。ユニフレームのユーザーの方が作ったリッドリフター、マイヤーのリッドリフターなども過去に販売されていたようです。国産のハーフのダッチオーブンなどは専用のリフターがあるようです。

アメリカのリッドリフター




 アメリカではマイヤーは現役です。短いMair Dutch Oven Lid Lifter 9"が欲しいな。でも、アマゾンでは品切れが多い上に日本には送ってくれません。メーカーのホームページに直接メールを送って問い合わせしたら買えるのかな? 他にもTexsport など、いくつか製品があるようです。日本では安価なロゴスのものが16ドルほどで売られています。グーグルで「lid lifter dutch oven」で画像検索してみると色々なリッドリフターを見ることができます。キャンプ場でY型の木の枝を削って手作りすることも出来るようです。

ダッチオーブンの蓋を置く場所が必要です


リッドリフターの一覧
リッドリフターの一覧



 リッドリフターで持ち上げた後、熱いダッチオーブンの蓋や本体を置く場所を家庭でも、キャンプ場でも確保しておかないと困ります。我が家では、ユニフレームのいろりやフィールドラックにステンレス天板を載せたものが活躍しています。

 ベタなところで、ユニフレームの焚き火テーブルもよさそうですが、少し高さがあり端に力を掛けると倒れやすいと聞くので、重くて厚いダッチオーブン本体や蓋を置くのは、子供が小さい我が家では不安なので使っていません。高さがあるので腰には楽だと思います。


リッドリフターの一覧

 最近自作したのが、5mmのシナベニヤを使ったこちらの38センチ×38センチの板。地面に直接置くつもりなので、すぐに汚れて焦げるので、別にシナベニヤを使う必要はなく、普通のラワンのベニヤでよいと思います。色などを塗らないほうが、蓋に付いた水分を吸収するので良いかもしれません。脚のあるダッチオーブンを隙間があるロールテーブルの上に置くときにも便利です。

リッドリフターの一覧

 家庭ではバットが案外便利です。

リッドリフターの一覧

 この用途としてはリッドスタンドと言うそのものずばりの道具がありますが、それについてはページを改めて紹介したいと思っています。

 なお、スキレットやキッチンダッチオーブンを屋外で使い、蓋の上に炭を乗せる場合はリッドリフターがあるほうが良いと思われますが、ここでひとつ注意なのが、わりとポピュラーなロッジの10 1/4インチの蓋は持ち手がとても大きく普通の引っ掛けるタイプのリッドリフターでは安定しません。ロッジ純正のA5でさえ対応外となっています。

更新履歴


2018年1月30日 キャンプシェフの9インチリッドリフターを購入に伴い追加。
2018年8月21日 「リッドリフターは必須ではありません」を追加。細かい修正。


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コメント
A5DLLでかいですねぇー!!!
10インチのダッチとの写真を見て
驚いてしまいました(^_^;)

我が家はユニのダッチに
ユニのリフターを使用してますが
同じメーカーなので相性抜群で
安定感もあります。

でも灰を捨てるのは
若干の緊張を伴います(^_^;)
A5DLLだと確かに灰を捨てるのは楽でしょうねぇー!

レフアレフア
2017年07月04日 10:33
レフアさんこんにちは。

A5DLLはでかいです ^^;; でも、「lid lifter dutch oven」で
画像検索すると、身長ぐらいある長いやつとかが出てきて
面白いです。

ユニのセットならあれこれ迷わず確実でよいですよね。

べえべえ
2017年07月04日 22:03

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