10 1/4インチのキッチンダッチオーブンがやってきたました。蓋の持ち手がかなり大きく、正規の使い方では我が家の卓上ガスオーブンと卓上電気オーブンには入りませんでした。きっとアメリカ人の奥様の大きなミトンをはめた大きな手でも簡単に掴めるようにしているのでしょう。ロッジ純正のリッドリフターのA5も、この蓋には対応していません。
とは言うものの、当初の予定のダッチオーブンでパンを焼くために何とかしなければなりません。色々考えた末、日立の電気オーブンの底に天板を置きその上にキッチンダッチを置けば何とか調理できました。ただ、これは私のオーブンでは正規の使い方ではありませんので、自己責任になります。オーブンで調理できることになったので、最初の料理はオーブンに鍋を入れる料理「ポットロースト」を作ってみました。ほぼ新品のダッチオーブンなので、トマトやリンゴ、ワイン、酢などを使わないレシピにしました。
なお、ダッチオーブンは購入直後にお湯とたわしで洗い、焼いて乾かしてからショートニングを塗り、野菜を炒めてから、ハッシュポテトを揚げて、その後オーブンで200度30分で2回焼いています。
「豚肩ロースのポットローストのレシピ」
・豚肩ロース 500gくらい
・オニオンスープの素(富澤) 4g [カップスープ1杯分の各種スープの素で代用できます]
・マギーブイヨン 1個
・水 80g
・お好みでハーブ タイム2枝、ローズマリー1枝、ローリエ1枚
・ニンジン 2本(2センチ厚の輪切り)
・ジャガイモ中 3個(皮をむいて4分割)
・玉ねぎ中 1個(4分割)
・小麦粉 大さじ1弱
・塩、胡椒 適量
0)最初にオーブンにダッチオーブンの蓋を入れ180度で予熱しておく。ダッチオーブンも予熱しておく。
1)豚肉にオニオンスープの素とコショウ適量をこすり付けます。
2)ダッチオーブンで肉の全ての面を色よく焼き色を付けます。
3)ハーブを入れてその上に肉を置き、80mlの水とブイヨンを加え、暖めておいた蓋をしてオーブンに入れて180度で30分煮込みます。
4)ニンジンは2センチ厚の輪切り。ジャガイモ、玉ねぎは皮をむいて4分割。
5)4の野菜を加え、180度のオーブンで30分以上煮込みます。このときもし水分が少ないようなら少し足しておきます。
6)肉の内部温度が70度あることと、野菜に串がすっと刺さることを確認。大丈夫なら肉と野菜を出し、冷えないようにアルミホイルで保温しておく。
7)ダッチオーブンの中のハーブの残骸をある程度取り、小麦粉を加えて混ぜ、漉してグレービーソースを作る。味見して塩胡椒する。
お肉はこちら。パックされていた時はもっと塊の肉に見えたのですが、どちらかと言うとステーキみたいな形。そんな訳で裏と表だけ焼き色をつけました。ダッチトングを初めて使いましたが、なかなか便利です。肉の下にハーブを入れて、予熱しておいた蓋を乗せてオーブンに入れ180度で加熱します。ハーブを入れるとグレービーソースの香りがかなりきつくなるので、苦手な人は入れないほうが無難です。
肉を30分焼いてから、野菜を入れました。水分はそれなりにあったので、水は追加しませんでした。
今回は野菜を入れてから40分焼きました。画像で見る限りあまり変化が無いですね。手前の玉ねぎを良く見ると火が入ったのが分かります。
グレービーソースです。残っていたハーブを適当に取り出し、残った水分に小麦粉を足してちょっと煮込み漉しただけで塩胡椒はしませんでした。でも、かなり美味しくちょうど良い塩梅でした。
薄い肉だったのでちょっと心配でしたが、柔らかく焼けていました、野菜も美味しく頂けました。ブロッコリーはゆでたものを添えています。ジャガイモは半分ぐらいスープに浸かっていたので味が付いていて美味しかったのですが、上に乗っていた蒸されただけのニンジンにグレービーソースを掛けたものがとても美味しく感じました。
我が家の日立の電気オーブンは電気オーブンとしては温度高めで、本などのレシピどおりに焼くとちょっと焼き色が強くなる事があります。オーブンはメーカー、機種、グレードによりかなり癖がありますので、もしこのレシピを参考にする場合は、ご自分のオーブンの癖に合わせてこのレシピを調整してください。