ダッチオーブン・クッキング (西部開拓時代から続く鉄鍋レシピの知恵と工夫)
アメリカではロッジから出版されている「ダッチオーブン・クッキング (西部開拓時代から続く鉄鍋レシピの知恵と工夫)The Lodge Book of Dutch Oven Cooking」を買ってみました。
完全にアウトドアでのダッチオーブンの使い方に絞った本で、基本からしっかりと書かれており、分厚い本ですがちょっと立ち読みをした感じでは、初心者向きって感じがしました。家でじっくり読むとなかなか面白いです。ダッチオーブンの底のサイズに切ったオヒョウの切り身を使った料理は日本では不可能ですが、読んでいて楽しいです。ダッチオーブンの歴史やロッジの工場見学などという、人によってはあまり興味の沸かないページもありますが、良い本だと思います。定価は少し高いですが ^^;;
残念ながらレシピ自体は、かなり応用の利く人でないと参考にならないです。ミックス粉を使っていたり、缶詰を使っているレシピが多く、日本での再現は難しいと思います。レシピを求めて買うのならお勧めしません。
作者のジェイ・ウェイン・フィアーズ(J.Wayne.Fears )さんは、先日のCast Iron Cook-It-All 発表時のビデオにも出演しており、アウトドア料理をたくさん披露されていました。本では失敗談を数多く書かれています。若いときは面白いおじさんだったのかな? 本を読んでいると、George Precter さんの動画を見たくなり探しましたが、今のところ見つかっていません。
ビーンホール(穴を掘って焚き火をしてからダッチオーブンを埋めて調理する)の章があるのが楽しいです。
ただ、明らかに日本人用に追加されたと思われる文が混ざっているのが気になります。そのようなことは欄外に書いていただきたい。
ジェイ・ウェイン・フィアーズ,J.Wayne.Fears 株式会社エイアンドエフ 2018-07-20
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