二度おいしいスプーンロール

べえ

2018年01月09日 07:05

 アメリカのロッジのホームページにあったスプーンロールというパンのレシピを参考にして焼いてみました。ロッジ家に代々伝わるレシピだそうで、とても面白いパンです。イーストと一緒にベーキングパウダーも入っていて、生地は冷蔵庫で1週間持つそうです。今回は混ぜた直後と、一晩置いて焼いてみました。キャンプ場に家で作った生地を持っていけば簡単にパンが焼けます。
スプーンロールのレシピ(ロッジのホームページ)



 アメリカ人が、上記レシピページを見れば誰でも作れるのでしょうが、量が多すぎるし、日本では手に入らないベーキングパウダー入りの小麦粉などが使われているので、大胆にレシピを変更してみました。

小麦粉 200g
(薄力粉と強力粉を1:1ほどで200gになるように混ぜる)
BP 小さじ2
アクティブドライイースト 2.8g
ぬるま湯 170ml
砂糖 大さじ1+小さじ1
卵 20g
溶かしバター 60g

 一晩置くと、かなり良く膨らみますので、イーストはもう少し減らしても良いと思います。我が家にはアクティブドライイーストがあるのですが、普通は無いと思います。その場合普通のインスタントイーストで充分代用できると思います。アクティブドライイーストはアメリカンなパンでは普通に使われていますし、フランスのフランスパンでも普通に使われていて、長時間発酵に向いた寿命の長いイーストです。普通のインスタントドライイーストでは生地を1週間保存することは無理かもしれません。

 型に油を塗り、オーブンは200度に予熱。アクティブドライイーストの場合は予備発酵が必要です。インスタントドライイーストの場合はそのまま使えます。液体と固体を別々に良く混ぜてから、全てを混ぜ合わせます。ケーキと違うので良く混ぜても大丈夫です。普通のパンと違って捏ねる必要が無いのでとても簡単です。

 後はスプーンを使って型にいれて焼くだけですが、混ぜ合わせてすぐでも1週間後でもOKらしいです。我が家では、混ぜてすぐと、一晩冷蔵庫で寝かせて焼いてみました。焼き時間はガスオーブンで200度15-17分です。電気オーブンだと予熱を220度くらいでしてから200度で焼くと良いと思います。

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 キャンプ場でマフィン型で焼くときはこの記事を参考にしてください。同じ火力だと焼き時間は30分掛かるかもしれません。ターキーヘッド型は12インチキャンプダッチオーブンに入るのでそのうちキャンプ場で焼いてみたいです。



 生地をスプーンで型に入れます。こちらは生地を混ぜてすぐに焼いたときのものです。型はロッジのターキーヘッド型を使いましたが、普通のマフィン型でも大丈夫だと思います。なお、容量が違いますのでマフィン型だと今回の生地だと1回焼いたら終了だと思います。




 焼きあがりました。このときは200度17分です。



 パンというよりスコーンやビスケットに近い断面と食感です。イースト臭が気になる人がいるかもしれませんが、おいしかったです。ロッジのホームページにある焼き上がりの画像はこちらが近いですね。



 翌朝の焼く前の生地です。残った生地をタッパーに入れて保管しましたが、かなり膨れていて、深夜に一旦混ぜてへこませました。キャンプに持って行くときはクーラーの保冷力にもよると思いますが、このレシピの量なら2リットル以上の入れ物が安全だと思います。



 朝、寝ぼけまなこで型に入れたので見た目が悪いですが、焼き上がりは特に問題ありませんでした。生地が冷たいので、型に入れてから15分ほど室温に置いてから焼きました。



 こちらは200度15分焼いてみました。もこもこにかわいく膨れました ^^




 焼きあがりました。こちらはほとんどパンですが、スコーンのように割ってシロップを掛けていただきました。とてもソフトでリッチなおいしいパンです。お味はこちらがお勧めです。マフィンパンで焼くなら、この生地量でこちらだけを1回で焼くと良いと思います。

 以前コストコのパンケーキミックスを使ってパンを焼く実験をした事がありますが、とっても良く膨れて問題なくおいしいパンが焼けました。ベーキングパウダーをイーストを両方使ったパンのレシピはあまり見かけませんが、冬場の発酵の条件が厳しいキャンプ場で焼くパンに向いているかもしれません。

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