昨年、「我が家の2016年MVPダッチオーブン」という記事を書いたので、今年は「我が家の2017年MVPスキレット」を考えてみたいと思います。今回は初めてなので、実際にはこのブログが書かれた2015年後半から11月末までの全ての記事対象にします。
ロッジ6 1/2インチスキレット
記事数 71
2017年の記事 18
キャンプで使った回数 1回
6 1/2インチスキレットを使った、カクテルシェーカーでスフレオムレツという記事が、今年の「秋の投稿キャンペーングランプリ」で「秋のアウトドアレシピ2017」のグランプリに輝きました ^^ ありがとうございます。圧倒的に記事数が多いのですが、、今年はブログへの出番が少なくなっています。実は記事にしていないだけで、かなり良く使っています。ただ、小さすぎてキャンプに持って行ったことは1回だけです。
ご自慢料理
セリアのふんわり厚焼きホットケーキ型 - ロッジ6 1/2インチスキレット
遅ればせながら、セリアのふんわり厚焼きホットケーキ型を買ってきました。最初は10 1/4インチスキレ...
6 1/2インチスキレットを使った料理で、一番印象に残っているのが、セリアの型を使った分厚いホットケーキです。小さくてIHでも熱が均等にあたるのでとってもきれいに焼けました。
お勧め度 ★★★★☆
お手軽なのでブームになったサイズですが、お一人様サイズで使い道が限られます。人数分をキャンプに持って行くのは、メンテの回数が増えるのであまり実用的じゃないです。ソロなら別ですが、ファミリーキャンプとはあまり相性は良くない気がします。ただ、サイズもお値段もお手ごろですし、重さも軽く、手入れが楽なのは事実です。圧倒的に記事数が多い事が示していますが、とてもお手軽に新しい料理にチャレンジできます。レシピ本も多く、最初にお試しで買ってみるのは悪くない選択だと思います。IHとの相性は非常に良いです。
ロッジ8インチスキレット
記事数 13
2017年の記事 13
キャンプ場で使った回数 3回
今年の1月に、8インチキャンプダッチオーブンとセットでキャンプ場に持っていくことを想定して購入しました。とても使いやすく、先日のキャンプではお弁当作りに活躍しました。上の画像はキャンプ場で朝食にフレンチトーストを焼いたときのものです。家庭で使うときはもう少し大き目の10 1/4インチスキレットを使うことが多く、思ったほど使っていません。キャンプでは、メイン料理は他のダッチオーブンで作り、8インチスキレットは補助的な使い方で使うことになると思います。そういう用途なら、小ぶりなので便利です。IHでもそんなに熱むらを感じないで使えます。
ご自慢料理
6 1/2インチスキレットのレシピを8インチで - ロッジ8インチスキレット
いけのこが、星野奈々子さんの本のほうれん草のキッシュのレシピ(6 1/2インチスキレット用)を8インチ...
購入して期間が短く、まだ自慢レシピと言うほど物もができていませんが、6 1/2インチスキレットのレシピを2倍にしただけで、8インチスキレットで問題なく料理ができた、このキッシュかな?
お勧め度 ★★★★☆
このサイズなら女性でも楽に扱える重さです。調理後の手入れもこのサイズまでなら楽々です。実用的なサイズなので、初めて使うスキレットとしては6 1/2インチよりお勧めです。IHとの相性も問題ないです。専用の鋳物の蓋は蒸気漏れが激しいので、炊飯や無水調理には向いていません。ただ、8インチキャンプダッチオーブンの入手が難しくなっているのが困りものですが、キャンプに8インチとスタッキングして持っていけるのが便利です。
ロッジ9インチスキレット
記事数 32
2017年の記事数 10
キャンプで使った回数 0回
我が家のスキレットとしては古いほうですが、キャンプ場に持っていったことは1回だけ。残念ながら雨が強く現地でキャンセルしたのでキャンプ場で料理をした事がありません。8インチキャンプダッチオーブンとスタッキングできるので、そのうち持って行きたいと思っています。記事数も思ったほどではないですね。どうしても10インチを使うことが多くなってしまいます。ただ、3人家族ならギリギリメイン料理を作れる大きさです。
ご自慢料理
大宮シェフのポークジンジャー - ロッジ9インチスキレット
NHKの今日の料理で大宮シェフがポークジンジャーをロッジの9インチスキレットで焼いていました。ギタ...
9インチは長く使っているにもかかわらず、自慢できるレシピが無いです。おいしい料理といえば、大宮シェフのポークジンジャーでしょうか? これはとてもおいしいです。
お勧め度 ★★★★☆
女性が使うのならこのサイズが最大かもしれません。女性がメインで使うのなら、重さとサイズのバランスもあり、お勧めのサイズです。我が家には色々なサイズのスキレットがあり最近は使う機会が減っていますが、これ1台あればたいていの料理は作れると思います。8インチキャンプダッチオーブンとスタッキングできるのもポイントが高いです。IHとの相性はこのサイズがギリギリって感じです。専用の鋳物の蓋は注ぎ口もカバーする形で密閉が良いです。
ロッジ10 1/4インチスキレット
記事数 44
2017年の記事数 21
キャンプで使った回数 3回
家庭でよく使われる26センチクラス(実は25.5センチくらい)の使いやすいサイズなので、家で使う頻度が高いです。10インチキャンプダッチオーブンとスタッキングしてキャンプに持って行っています。この組み合わせは、ファミリーキャンプにちょうど良いサイズだと思います。
ご自慢料理
5歳児の餃子 - ロッジ10 1/4インチスキレット
昨夜、いけのこが餃子を作っていると、ひなちゃんが手伝ってくれました ^^ 幼稚園で月1ぐらいで...
10 1/4インチは迷いますが、餃子かな? 最近は12インチで焼いていますが、10 1/4インチで焼いていたころのほうがおいしかったような気がします。
お勧め度 ★★★★★
サイズ的に普通のフライパンとほぼ同じ大きさなので万能です。ただ、その分重いので扱いづらくなってきます。調理をするときは両手で持てるので、9インチよりも扱いやすかったりしますが、片手で持って片手で洗うようなシチュエーションだと、女性だと辛いときがあると思います。なお、IHとの相性はサイズ的にちょっと厳しくなってきます。専用の鋳物の蓋は、かなりの重さで蓋をしたまま持ち歩くのはちょっと辛いです。蓋は円形で、注ぎ口をカバーする形ではないのですが、問題なく使えます。
ロッジ12インチスキレット
記事数 18
2017年の記事数 18
キャンプで使った回数 0回
今年の7月に購入した、我が家の新人スキレットです。そのわりに記事が多いのは、置く場所が無いのでキッチンのフライパンの横にぶら下げているからです。わざわざバッグから取り出すのではなく、いつでもキッチンにあるのが大きいのだと思います。12インチキャンプダッチとスタッキングできる筈ですが、それよりも、12インチの中に10インチダッチを入れて、10 1/4インチスキレットをスタッキングするほうが便利なので、いまだにキャンプには持っていったことはありません。購入したときは、大きいので、家庭用コンロだと加熱むらが大きそうなので、キャンプでチャコールブリケットで使うつもりでした。しかしながらシマーリングを使うと、家庭でも充分に使いこなせる事が分かりました。
ご自慢料理
会心のパエリア - ダッチオーブンン・スキレット
会心の焼き具合のパエリアが焼けました ^^v ロッジの12インチスキレットで焼いたので、本当ならダッ書きの方に書くのですが、このブログで試作を重ねているので、会心の作が焼けた今回はこちらに書きます。 使ったお米は先日紹介したコストコで購入したカルローズ米。長粒米ほどではない、適度にぱらぱらのパエリアになりました。以前紹介したfamの付録の「バーナー&焚き火用ホットプレート」も大活躍でした。このプレー...
12インチは割りとおいしい料理が多いのですが、やはり一番はこちらのパエリア。会心のできでした。パエリアは底の面積が大きくないと、おこげの面積が増えないので、大きい事が有利になります。
お勧め度 ★★★☆☆
12インチはかなり大きく、重いです。もし購入するのなら、オーブンに入るかどうか、置き場所があるかを良く確認してからが良いと思います。コンロの火の大きさよりかなり大きいので、IHだとちょっと辛いです。ガスで使うときもシマーリングがあった方が良いと思います。シマーリングがあればガスだと問題なく使えます。とても大きいので、10 1/4インチでは物足りない人が追加で買うのが良いと思います。初めてのスキレットが12インチだと、使わなくなる可能性が高い予感です。専用の鋳物の蓋はとても重く、置き場所などを考えると、なかなか買う気にならないので、私はまだ買っていません。どうしても必要なときはキャンプダッチオーブンの蓋を使っています。
コールマン鉄エンボスフライパン
番外編ですが、コールマンの鉄エンボスフライパンです。今回スキレットをキャンプにもって行っている数を数えるときに一番目立ったのがこのフライパン。数は数えていませんが、ロッジのスキレットよりはるかに良くキャンプで使っていると思います。
普通に使えるのはもちろん、取っ手が外れるので、ダッチオーブンの中に入れたり、バーベキューの網の上に置いて使ったりして便利に使っていました。最近はダッチオーブンをスタッキングして持っていくようになり、クッカーセットをキャンプ場に持っていく機会が減ってきたので、少し出番が減っていますが、それでもダッチオーブンの中に入れてグラタンを作ったり活躍しています。
コールマンのエンボスクッカーセット(M) - キャンプ道具
我が家のキャンプ道具の紹介シリーズ。今回はクッカーです。大鍋と、片手鍋(ライスクッカー)、鉄フライパン、メッシュスタッフバック、取っ手2個のセットです。既に廃盤ですが、自分の覚書でもありますので詳しく書いておきます。・鉄製のスーパーエンボスNF加工のフライパン。ステンレスエンボス材を採用したセット。片手鍋はふきこぼれにくい形状でライスクッカーとしても最適(目安:米2合)・材質: ステンレス鋼、スーパーエン...
コールマンのエンボスクッカーセット(M)の一部なので、クッカーセットを持っていくと自然に持っていくことになるので、使う機会も多くなります。古い製品ですが、取っ手が外れるので焼いてメンテをするのが簡単なので、割と良い状態を維持しています。
お勧め度 ★★★★★
このクッカセットに限らず、ファミリーキャンプ用に販売されているライスクッカー付きのクッカーセットはとても便利です。最初はこのようなクッカーセットを使ってキャンプをして、それでも不満があるなら、ダッチオーブンやスキレットを買えばよいと思います。ただ、テフロンなどの樹脂加工されているフライパンは、キャンプで豪快に使うと一発でダメになる可能性があるので、気をつけてください。またアルミ製のものは空焚きすると溶ける可能性があります。樹脂加工のものと、アルミ製のものは炭や焚き火では使わないほうが無難です。
スキレットだけで年間80回の記事
数えてみてびっくりしましたが、スキレットの記事だけで年間で80回アップしていました。実際にはアップしていない料理も多いので、年に100回ほどはスキレットで料理をしていると思われます。我が家にはテフロン加工のフライパンや炒め鍋もありますが、スキレットの良いことは空焼きを気にしないで、おいしそうな焼き色を付ける事ができることです。
我が家の2017年MVPスキレット決定!
我が家の2017年MVPスキレットは順当に10 1/4インチスキレットです。使っている回数も多いし、キャンプにもそれなりにもって行っているし、おいしかった料理も多いです。ちなみに、冒頭の画像は、10 1/4インチスキレットで作ったフランス農民料理マタファンです。次点は12インチで、今年買ったにもかかわらず、すごい追い上げでした。ただ、キャンプに持って行って使った事が無かったのが大きく減点です。
スキレットのサイズとレシピ
我が家には複数のサイズのスキレットがありますが、もちろんこんなに多くのスキレットを持つ必要はありません。9インチか10 1/4インチのスキレットひとつあれば充分だと思います。ただ、ネットやレシピ本に載っているレシピが持っているサイズではないことは良くあると思います。
ロッジダッチオーブンとスキレットの容積 - ダッチオーブン事典
ロッジのダッジオーブンの容積は下記の表の通りです。容積がqtで表記されているので、たとえば10イン...
サイズごとの容量と底面積の比率はこちらのページに書いていますので詳しくはこちらを読んでいただくと良いです。容量は6 1/2インチ、8インチ、9インチ、10インチ、12インチの比率が1:2:3:4:6になっています。ですので、たとえば6 1/2インチのスペイン風オムレツのレシピが卵を2個使っていた場合、体積を参考にして8インチでは卵4個、9インチなら卵6個で作れば良いことになります。
スキレットをもっとキャンプで使うために
めでたくMVPが決まったものの、スキレットをキャンプ場に持って行った回数の少なさに驚きました。キャンプに持って行くには、スタッキングと熱源をよく考えたほうが良いと思います。
ダッチオーブンとのスタッキング
スキレット単独でキャンプにもって行くなら、料理に必要なサイズを持っていけばよいのですが、ダッチオーブンと一緒にもって行くのならスタッキングできたほうが便利です。私が使った感じでは、10インチキャンプダッチオーブンと8インチキャンプダッチオーブンのセットとスタッキングできる8インチスキレットか、12インチキャンプダッチオーブンと10インチキャンプダッチオーブンのセットとスタッキングできる10 1/4インチスキレットがお勧めです。
スキレットの熱源
もちろんガスコンロなどを使っても良いのですが、今後の課題として、スキレットをチャコールブリケットで使えるためのお手軽なやり方を良く考えたいと思っています。もちろん、ダッチオーブンスタンドの上にチャコールブリケットを置き、スタンドを置いてスキレットを置けばよいのですが、その場所はダッチオーブンに取られる可能性が高いです。今考えているのはダッチオーブンの上かな? 蓋の上にスタンドを置いてスキレットを置く作戦です。スターターの上に、網を置いてスキレットを置くのも悪くないと思います。
案外蓋は使わない?
ダッチオーブンと一緒にキャンプに持っていくと、思ったほど蓋を使わない感じです。そのような料理はダッチオーブンを使う事が多いからかもしれません。いざとなればダッチオーブンの蓋を使えるかもです。なので、無理をしてまで蓋を持っていく必要はないかもしれません。
本当はスパイダースキレットがほしい
実はキャンプダッチオーブン同様、スキレットにも3本脚のものがあり、スパイダースキレット(spider skillet)と呼ばれていました。spider skilletで画像検索すると2種類のスパイダースキレット出てくると思います。脚が長く柄も長いものと脚が短く柄も短いものです。脚が長いものは焚き火、短いものは炭火をメインに使われたのかな? レシピ本に「スパイダースキレットコーンブレッド」のレシピが残っています。南北戦争の時に北軍がコーンブレッドを焼くのに使ったそうです。残念ながらキャンプダッチオーブンとは違い過去のものになってしまっているようですが、ペトロマックスの「ファイヤーボウル」やクッキングスタンドは脚の長いスパイダースキレットの流れを汲むものだと思います。ビンテージものなら今でも手に入るのでいつか手に入れたい気持ちはありますが、そんなにたくさんスキレットを持っていてもね・・・。